大学生の文化祭出店のコーチングが終わったので、
少しずつ総括していきたい。

コーチングの目的は、
社会に出てから必要となることを
学生のうちに学んでもらうことにあったが、

純粋な学生は、まるで鑑のように社会の縮図を映し、
正直、私自身、色々と学ぶことが多くあった。

学生同士のやり取りを見守る中で、
改めて認識できたことを書き留めておきたい。

ひとつは、最後までやり抜くこと。

当たり前のことだけれど、
実際に目の前で事が進むと、
身を持って感じることができた。

参加者の中には、対照的なふたりがいて、
仮に名前を、こなたシャナとする。

こなたは当初、
メンバーの中心にいて
チョココロネを売る企画を考えていた
(売り物は実際とは変えてある。以下同じ)

周囲を巻き込むことはあまりなくて
比較的ひとりで何でもやって進めていたんだけど、
ある時、チョココロネ店にある類のリスク
があることに気付いた。

彼は、そのリスクを自分ひとりで負えないことを理由に
自分が進めてきたチョココロネ企画をやめる判断をして
皆にその旨を告げた。

皆は、皆でリスクをコントロールして続けたほうが良い
と声をかけたが、結局、こなたのなかで
成功する自信は戻らなかったようで、
チョココロネは別の人間主導で進めることになった。




次の回から、こなたは来なくなった。




忙しくなったと言っていたけれど、
別の理由もあるのかもしれない。



一方そのころ、シャナは、
チョココロネとは別に、それと同時並行で
メロンパンを売る企画を進めていた。

結局そのメロンパンの販売は
キラーとなる要素が詰まらずに断念することとなり、
チームとしてはチョココロネ一本でやることになった。

それでもその後、シャナはチョココロネ店の成功のために
全力を尽くし、実際に成功に大きく寄与した。

こなたは途中で辞めたことで、
確かに傷つかなかったかもしれない。

シャナは、自分の企画が日の目を見なかったことで
悔しい思いをしたかもしれない。




それでも、長い目で見たら――。




こういうことは社会に出てから腐るほどある。

傲慢で、自己満足かもしれないけれど、
学生の段階で、
こうした場面に立ち会う機会をプレゼントできて

本当に良かったと思った。


最後まで頑張ったみんな、お疲れ様!