日本はなぜ開戦に踏み切ったか: 「両論併記」と「非決定」 (新潮選書)
日本はなぜ開戦に踏み切ったか: 「両論併記」と「非決定」 (新潮選書) [単行本]

読んでみた。

本書は、
大東亜戦争開戦前の
日本政府における
開戦の意思決定プロセスを
詳しく紹介している。

そこからの示唆は
3行だとこんな感じ。

 ↓  ↓  ↓

各組織が並列に設置されていたため
組織間の調和が優先されるあまり
全体最適が実現されなかった。

1行で表すなら、

 ↓  ↓  ↓

タテ割りヨクナイ

 ★ ★ ★

もう少しkwsk書くと、
こんな具合だろうか。

 ↓  ↓  ↓

陸軍「中国で戦ってるから予算くれ」
海軍「アメリカと戦うかもしれないから予算くれ」

首相「石油の輸出止められた」
\(^o^)/

陸軍「よっしゃ、海軍!
南方から奪い取ったれ」

海軍「((((;゚Д゚)))))))
いや、それは・・・
(アメリカと戦争なんて無理やで)」

陸軍「俺らは中国と戦っとんねんぞ。
アメリカがなんぼのもんか知らんけど、
たまには戦わんかい」

海軍「うぇーん、総理ー!
助けてよー!」
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..

総理「・・・
・・・
・・・
俺、辞めるわ」

陸海軍「!!」
ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!




新総理「今日から、俺が総理な。
まず、外交努力せな」

陸軍「いいけど、外交あかんかったら
戦争な(戦うのは海軍やし)」

外相「交渉行ってきます
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン」

陸軍(アメリカが絶対のめん条件
入れとこう)

外相「アメリカは、
日本が中国から撤退しろ
言うてます」

海軍「よし、陸軍が中国から撤退して
解決だな(´▽`)」

陸軍「アホか。俺らの
血と汗、涙の成果、
捨てられるわけないやろ。
お前がアメリカと戦争してこい」

海軍「せ、戦争はアカンて(震え声」

陸軍「まあ、海軍が
アメリカには絶対勝てません、
って言うなら考えたってもいいで」

海軍「!!」

海軍「か、勝てなくはないわ。
3年目以降はわからんけどな」

陸軍「じゃ、戦えよ」

海軍「お、おう」

 終 わ り

 ★ ★ ★

ちょっと違う部分もあるけれど
流れとしては概ね上記の通りかと。

タテ割りの利益代表者が
責任を押しつけ合った結果、

展望なき戦争という悲劇を
引き起こしたもよう。

この類の本を読むと良い点は、
 
言葉で表すと当たり前だが、
具体的な話を追って追体験してみると、
実際には結構難しい!

ってことがわかることだ。

開戦前夜の日本では

首相
陸相
海相
参謀総長
軍令部総長

議題によって、
外相
蔵相
企画院総裁
などで

意思決定することが
多かったみたい。

それで皆が拒否権
を持っていたら

確かに、
重要なことほど決まらないのも
無理は無い。

 ★ ★ ★

リーダーシップ不在のもとで
セクショナリズム同士が
ぶつかると、

部分最適を足し合わせたような

非(避)決定
または、
両論併記

もっと酷い場合には、
全部やりますという
幕の内弁当

的な解になりがちだ。

これは、
何も開戦前夜の日本だけでなく、

現代の組織でも
起こることだ。

決めた結果は、
議論が紛糾する
くらいのほうがいい。

会議や何かで結論が出たら、
全員にとってa
あまりにも心地よい答えに
なりすぎていないか、

チェックするようにしたい。