恋におちた哲学者 (きゅんきゅんくる!教養)
恋におちた哲学者 (きゅんきゅんくる!教養) [単行本]


読んでみた。

それぞれが生きた時代
のせいかもしれないが、
この本によると、哲学者たちは
恋愛も普通じゃない。
 
教え子と不倫したハイデガー
契約結婚を望んだサルトル
三角関係のまま同居したニーチェ、
恋人がいてもヤリ●ンな生活
を続けたバタイユ、

性交をしないことを条件に
結婚を申し込んだ
ヴィトゲンシュタイン、
患者と不倫したユング、
4度結婚したラッセル、
同性愛のフーコーと、

バラエティに富んでいる。

 ★ ★ ★

様々なエピソードを通じて
感じたことは、

(彼らの恋愛は、
現代の我々の社会通念上は
色々と問題な点も多いものの)

彼らの恋愛体験は、
彼らの哲学の血肉となっている
ということ。

キルケゴールは
「(自分の)婚約破棄の
秘密を知るものは
私の全思想の
秘密を知るものである」
と認めていたようだし、

ユングの提唱する
概念の一部は
彼の恋愛体験の影響を
受けているのではと
推察される。

哲学や思想は、どうしても
恋愛体験の「影響を免れない」
と言った方が良いのかもしれないが、

多くはそれぞれの哲学の形成に
プラスの影響を与えている
ように感じる。

(※それでダメになった人は歴史に
残らないからかもしれないが)

 ★ ★ ★

また、パートナーが彼らの哲学に
プラスの影響を与えたように、

パートナーも彼らから
大いに影響を受けて、

だからこそ、
それぞれが名を残している
のではないのだろうか。

ハイデガーの不倫相手、
ハンナ・アーレントは
後にアメリカで哲学者として活躍、

サルトルの契約結婚の相手、
ポーヴォワールは有名作家に、

ユングの不倫相手、
ザビーナは精神分析家として
名を残している。

(「不倫」が良いかはともかくとして)

才能が才能を引き寄せて、
相互に触発され、

相乗効果を生んでいるような
彼らの関係には憧れる。

活躍して有名になったから、
いいパートナーを選べる

のではなく、

いいパートナーに巡り合ったから、
お互いが活躍するような、

そんな関係――。

 ★ ★ ★

なお、私の推しメンである
スピノザ先生は20歳の時に
9歳の少女に恋したようだ。。。

そして、その経験を活かしてか
『エチカ』(スピノザの代表著作)
の一部では愛や嫉妬についての
記載があるという。。。

そ、それは恋じゃないような。。。