イケガミコフ『21世紀の生存戦略』

新卒外資コンサルからIT企業社長となった著者が、自身の備忘も兼ねて日々の心境を綴るブログ。なるべく毎日更新。読者の皆さんと一緒に21世紀を生き抜く力をつけていくのが目的です。左脳的切り口で右脳的題材でも取扱うことを特徴として、世の中の出来事から、その裏にある時代性を読み解いていければと思います。その上で、時代性に合う生き方、新しい生きる力を提案し、自らも実践したい。なかでも、個人が個性を発揮して生きることをメインテーマに据えたいと考えています。

コンサル

コンサルと哲学者の意外な共通点

コンサルの方,是非,哲学に触れてみて下さい

コンサルに興味がある方も,哲学は実は同様の思考のトレーニングになります

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1.「なんで?なんで?」てうるさい

現象から本質を導く帰納法

哲学者「なぜこの生物は誰が見ても猫だと思うのか」
コンサル「なぜA社は成功して,B社は失敗したのか」

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2.「それで?それで?」てオチ欲しがる

本質から現象を説く演繹法,仮説思考
※但し,オチは哲学者の方がより理論重視,コンサルの方が実益重視

哲学者「皆が猫のイデアを想起するするとしたら,イデア界が存在するのでは」
コンサル「A社とB社の違いを考えると,チャネル営業の体制が成功要件なのでは」

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3.「そもそも」て言ってくる

ゼロベース思考

哲学者「そもそも,この猫って本当に存在しているの?」 
コンサル「そもそも,この事業やる必要あるんでしたっけ」

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4.「うそつけ」て疑ってくる

ファクトベース・客観性重視

哲学者「私にとっての『猫』と,他者にとっての『猫』の定義が同じとは限らない」
コンサル「1週間に何回くらい発生しますか?」

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ともに,本質と現象の間を行き来する使者

コンサルの場合は,
より現実的な成果に結び付けることが求められるため,
理論ばかりコネているわけにいかない

そのため,あなたがコンサルなら哲学者の功績を覗くと,
より理論よりの部分で面白い発見があるかも

普段の思考法が同じなので,理解しやすい
 

con_phi

スピノザがネ申な件について(推薦図書あり)

数々の哲学者のなかでも
ぼくの一番の推しメンはスピノザだ

まず,汎神論が神すぎる

万物が自然の法則に従っていて
そのシステム全体がいわば神だなんて
神すぎる

コンサルにとって偶然は敵
必然は神 

ロジックで本質に迫る快感は
神と一体になるがゆえのものだったのか
神を感じる歓びはなにものにも代えがたい

整然とした証明体系や
神学者からの批判に対する反論など
哲学者の中でもロジカルで
(というか,もはやウザいくらい理屈っぽい) 

ロジックでタブーに切り込んじゃうところもたまらない
悪気なく無邪気に切り込んで
信仰も手段としてわりきっちゃう客観性に
オタ「おおおおおおおおおおおおおお」
 
コンサル(およびその経験者)のみなさま
ロジック で理想を語りオトナに潰されるそのピュアな姿に
既得権を守ろうとするの抵抗勢力と議論する自分の姿や
カノジョの感情を理屈で逆撫でする自分の姿を

 

ほんとうに必要な5つの力

本当に必要なものは,
詰め込み型教育でなくて,何なのか

社会のやくにたつひと
生まれてきてよかったと思えるひと
を育てることを目的にした場合,
こんな力ではないでしようか

メモリに格納しやすいよう語呂合わせとともに

<5Ds to make your dreams come true>

1.  design 
 地図を描き,目的地を決める

2. deside
 情報収集し,最適解を見つめる

4. drive
 行動し,やり抜く

5. delight
 周囲を魅了し,味方につける

6. discover
 本質を見抜き,幅広く援用する



最悪の再帰関数,学校教育

学校はなぜそれほどまで意味の無いことを教えるのか

それはいまの学校教育が(ある意味とても素直に)
「教える側の都合」を反映したものであるからだと思っている

つまり誰も悪くないけど
構造的にそうなってしまっている

教師や教育委員会,役所にとって一番嫌なのは,
失敗して非難されたり,責任を問われたりすることで

学校を卒業した生徒が,社会で活躍しようと,
人生に絶望して中央線のお世話になろうと,
教える側にとっては関係のないことで
失敗したり非難されたりしないために
いまの詰め込み教育はとっても都合が良い

だって正解が客観的にきまっているから
教え方や採点 を間違えるわけがないんだもん

きわめて納得のいく話だ

 教える側だって人間で
家族だっていて,生活だってかかっている
 
昆虫の脚は6本です
縄文時代の住居は竪穴式で
とか,言っていれば良いだけ

下手に人類の進化のスピードは不自然に早くないか
日本はなぜ戦争をしなければならなかったのか
とか,議論を呼ぶことを扱うと

保護者からクレームが入ったり
生徒の質問に答えられずに信用を失ったり
ろくなことがない 

自身の保身に走ってそれでも教育者か
と怒りが湧いてくるかと言われると
彼らに悪気はなくて,

「事なかれ主義」「プロダクトアウト(生産側の都合優先)」
の教育を受けてきたから
その原理に従って行動しているだけ

教師やになったかつての生徒が
また教師になって生徒を
「事なかれ主義」や「プロダクトアウト」に染め上げる

こうした負の連鎖はどこかで断ち切らなければ ならない
あなたは被害者になっていないか


学校の勉強は(ほとんど)役に立たない

外資コンサルを経て雇われ経営者をしている
自分のこれまでを振り返ると
また,起業家や会計士,商社マンなどとして
社会で活躍している同世代
それから就活生の話を聞いても

つくづく ,学校の勉強というのは
殆どが無駄だと思う

勿論,役に立つこともあって
効率よく知識を吸収する技術は身につくだろうし
試験に向けたスケジュール管理力なども鍛えられるだろうけど

問題は,知識の詰め込みが大部分を占めていることにあって
そんなに浅く広く詰め込まなくても
詰め込み方さえ教えてもらえれば
知識は後からいくらでも補充できるはずで

反対に,知恵や意識は後からなかなか追いつかない
知識を行動に活かし,結果を出す力
本当に必要なものはこっちのはずなのに
全然教えてもらえない

 (良い悪いが無い中で) 
将来やりたいことを探す力
そのために今日やるべきことを明らかにする力
選択肢を出す力
選択肢の中からいちばんいいものを選ぶ力
人を説得する力
こうした力がほんとうは必要で

ぼくたちの社会はいつのまにか
学校で教えられたことだけでは
とうてい生存できない社会になっていた


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自己紹介
ユーゴスラビア生まれ。理工学部を卒業後、A.T.カーニーに入社。様々な業界のコンサルティングを手がけた後、エブリスタ立上げに携わり、同社代表取締役社長に就任。15年3月末に退任し、現在はメディア企業のデジタル戦略コンサルを手がける。グロービス経営大学院「ネットビジネス戦略」講師。
このブログについて
▼新卒外資コンサルからIT企業社長となった著者が、自身の備忘も兼ねて日々の心境を綴るブログ▼なるべく毎日更新▼読者の皆さんとご一緒に、私自身も「21世紀を生き抜く力を」つけていくのが目的です▼「左脳的切り口で右脳的題材も取扱う」ことを特徴に、世の中の出来事からその裏にある「時代性」を読み解いていければと思います▼その上で時代性に合う生き方、新しい生きる力を提案し、自らも実践していきます▼なかでも「個人が個性を発揮して生きる」ことを中心テーマに据えたいと考えています。
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